こんにちは。マーケティングとキャリアのコーチ淡島愛子です。
今日は前回に引き続き、この人とは話が通じない、と感じた時にやるべき対策についてお話したいと思います。
ビジネスから夫婦の会話まで、話が通じないときの、もやもやした気分が解消でき、話を前に進めることができるので、「この人とは話が通じない」と感じることが多い人はぜひ読んでいただきたいです。
わたしはプロジェクトマネージャーとして、毎日、毎時間といっていいほど物事をすすめるために、プロジェクトの進行管理やミーティングのファシリテーションをしています。
その中から、ノウハウを抽出してコツとして3つのポイントをお話したいと思います。
コツは3つで
1,話の前提を相手に伝える
2,常に相手と認識をあわせながらしゃべる
3,そこからでてきた結論について、相手が合意しているか確認する
です。
今回は2つめの「常に相手と認識をあわせながらしゃべる」について話したいと思います。
話し相手と自分の認識は常にずれを生じる
話を始める前に、相手と前提をすりあわせることの大切さを前回お話ししましたが、自分が思っている以上に、自分があたりまえ、相手はわかっているだろうということを相手は理解していないということは、話や議論がはじまってからも同様にあり続けます。
自分の説明が相手にとって不十分なことは、丁寧に説明しているつもりでも起こりえることです。
それは相手が自分とは異なる脳みそをもっている以上、必ず起こりえることです。考え方や捉え方は千差万別であり、理解の速度も違いますし、話を聞いているときの相手のコンディションにもよります。
例えば、あなたがとても頭の回転の速い上司だったとして、その話のプロセスをはしょって説明しがちであると、情報や経験の少ない部下はそこについていけないでしょう。
また、丁寧に説明をしても、その時相手に別の心配事があって、気もそぞろであれば、あなたの説明がとてもよくても、残念ながら相手の理解度は半分以下かもしれません。
話の間に確認を挟み込む
話の合間に確認を入れることで、その時からずっとずれて最終的にずれたままだったという悲劇を起こさずにすみます。
だからといって、「理解していますか?」「わかりますか?」とダイレクトに聞くのはあまり効果がありません。
相手は理解していると思っていても、あなたが理解している状態とそれが異なるかもしれません。(残念ながらそれは往々にしておこりえます)
理解しているかどうかを自分で確認する方法
相手の理解度をはかるために、話を理解した上での相手にどう思うか、それはなぜなのかを問いましょう。
またその話の延長上にある、提案をしてもらい、その理由をききましょう。
こうすると理解していないと、答えがでてこないはずです。また理由をきいたときにその理由が理にかなっていなものとあなたが感じるのであれば、あなたの想定する理解度に相手が達していると考えてもよいでしょう。
理解確かめあうことで、意思疎通しているという実感が生まれ、信頼につながる
少々手間に感じるかもしれませんが、話の合間合間に確認を入れるという行為は、相手との信頼関係を作るのに非常に有効です。
あなたが常に相手の理解度を確かめることで、相手は丁寧に話してもらっているという感覚になるでしょう。
実質的に話が通じて議論ができてことが前にすすむことも大切ですが、相手から信頼を感じてもらうことも大切な要素です。
「話がつうじる」というのは、物理的な理解が前提となりますが、そこから「話がつうじる」というのは心理的な要素も大きく影響すると思います。
相手の理解を確認せず、一方的に話をすすめてしまって、部下はまったくあなたの指示を実行できないのは当たり前の話だと思いますし、部下からも「なんだかあの人はわかってくれない」と思われることは避けたいですことです。
また、上司に対しても理解度を確認しないまま話をすすめると、あなたの本来いいたいことが伝わらず、すすめたい案件に決済をもらえなかったり、上司から何をいっているかわからない人になってしまうと思います。
あの人は話がつうじる
相手の理解を確かめながら話をすすめることで、自分自身も相手を理解できるし、相手も自分を理解してもらえると感じることができます。
そうすることで、あなたは「話がつうじる人」ということで上司からも部下からも、信頼を勝ち取ることができるでしょう。
相手との信頼関係を気づくために「傾聴」するというスキルも大切ですがそれについては別で記事を上げていますので興味のある方はごらんください。
さて、話や議論がいい感じにすすんだとしても、まだ油断はできません。
次の「そこからでてきた結論について、相手が合意しているか確認する」でお話したいと思います。
話し方や、議論のすすめ方について、なかなか自分ではできない、できないという方は、一度プロにご相談ください。
客観的にコメントをもらうことで、なりたいイメージへの近道ができますよ。
→最初の0歩からサポートするマーケティング&キャリアコーチ淡島愛子について詳しくははこちら
それではごきげんよう♪