マネジメント

この人とは話が通じない、をなくすには3

こんにちは。マーケティングとキャリアのコーチ淡島愛子です。

今日は、この人とは話が通じない、と感じた時にやるべき対策についてお話したいと思います。

ビジネスから夫婦の会話まで、話が通じないときの、もやもやした気分が解消でき、話を前に進めることができるので、「この人とは話が通じない」と感じることが多い人はぜひ読んでいただきたいです。

わたしはプロジェクトマネージャーとして、毎日、毎時間といっていいほど物事をすすめるために、プロジェクトの進行管理やミーティングのファシリテーションをしています。

その中から、ノウハウを抽出してコツとして3つのポイントをお話したいと思います。

コツは3つで

1,話の前提を相手に伝える

2,常に相手と認識をあわせながらしゃべる

3,そこからでてきた結論について、相手が合意しているか確認する

です。

今回は「そこからでてきた結論について、相手が合意しているか確認する」について話したいと思います。

いい感じで話ができたなと油断してはいけない

話の前提を相手に伝えて、話の途中でも常に相手と認識をあわせながら話や議論をすすめられたならば、内容が険悪なものでないかぎりは、話はいい感じですすみ、お互いいい気分で終わると思います。

でも絶対にここで油断してはいけないのは、話し合いがいい感じでおわって、こういう結論で終わりました、となっても本当に相手がその結論に合意しているかどうかはわからないからです。

こう決まったものの、その時間にはしつくせなかった検討要素がきまったあとで、ふと出てくる場合があります

それについて相手が言語化できないままに話しを終わらせてしまったら、話のなかで決まったことの遂行において後々問題がでてきます。

人は違和感を瞬時に言語化することは難しい

ものごとが決まったとしても、その後に直感的に、もしくはもう少しじわじわと感じる違和感を感じたことがありませんか。

その違和感を感じたものの、言葉にできなくて相手に伝えることができず、あとあとになって問題が顕在化したときに、ようやく伝えられ、でもことは進んでしまっているので、後戻り一苦労した経験はないでしょうか。

直感や、なんとなく感じる違和感は主に過去の経験や見知の蓄積の中からでてくるものになります。その無意識のなかで脳は記憶を参照しているのですが、その経験や見知の具体的な事例を探し出して、それを並べて整理して、適切な言葉に表すのはけっこう時間のかかるものです。

また、未来におこることについて話しているので、まだそれは見えていないことを考えるというのはそれなりに脳に負荷をかけることになります。

なので、なかなか結果に違和感があっても、そのタイミングですぐにそれを他人に伝えることは難しいのです。

相手の考えを導き出すように動く

そういう中で、違和感を抱えたまま話しを終わらせると、せっかく決まったことが不十分なこととなりますので、その話や議論が、その先にある達成したいことを実現させるステップにならないことになります。

よって、相手の違和感や疑問がないか、話の中で確認をとるステップを必ずもうけましょう

具体的に決まったことを簡潔に読み上げてください。これを相手が聞くことにより、クリアに決まったことが頭に入ります。

また、

「違和感はないですか?」

「疑問はないですか?」

と必ず相手にそのときの考えを出すことを促すような質問をしてください。

そして少し聞いた後に間をもうけてください。

この間が、めちゃくちゃ大切なのですが、それがあるかないかで相手の話のしやすさ、ひいては話や議論のしあがりが、違ってくるのです。

相手の頭の中でその違和感が明確に言語化できていないかもしれないので、相手は話すことをためらっているかもしれません。そこに間を与えることによって、具体的に考えてもらう時間を与えるのと、心理的に話しをききますよという印象を相手に与えて、話しやすくさせます

また、決まったことを読み上げ、相手に違和感ないかを話すことで、あなた自身の耳もそれをきいて、あなたの脳みそも質問された相手と同じような動きをします。

つまり相手の頭とあなたの中で決定したことについて、違和感がないかダブルチェックする仕組みができあがるのです。

まとめ

この人とは話が通じない、と感じた時にやるべき対策についてお話ししてきましたが、

その3つのコツの

1,話の前提を相手に伝える

2,常に相手と認識をあわせながらしゃべる

3,そこからでてきた結論について、相手が合意しているか確認する

まで話してきました。

こうすると、人に話をして理解してもらい、話や議論の先にある達成したいことを実現させるためには、少しの手間をかけることになります。

日々何回も行われる話のなかで、このコツを実践するのは最初は手間に感じるかもしれませんが、是非一度やってみていただきたいと思います。

実践していく中で、自分でも話の進めやすさがぐっと変わってくることを感じてくると思いますし、まわりもあなたのおかげで話しやすさを実感するので、よい効果のシナジーによって、家庭や職場のコミュニケーションが全体的に変わってくるでしょう。

頭ではわかっていても、なかなか自分では実践できない、できないという方は、一度プロにご相談ください。

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それではごきげんよう♪