こんにちは。マーケティングとキャリアのコーチ淡島愛子です。
今日は、家計簿と転職の話です。
家計簿つけていない人でも転職はできるんですが、転職活動のときに最低減必要な年収を把握していないと判断に困ることが多々ありますので、そこをお話したいと思います。
年収ダウンを受け入れる転職を検討する可能性はかなりある
人によって転職する理由、目的は様々ですが、
必ず検討要素としてはいってくる条件の中に、年収があります。
そのままの年収、もしくは条件アップのときは基本問題ないとは思いますが、年収が下がる場合、いくらの年収だったら家族を含めての生活の維持を将来を見据えたうえで受け入れられるのか把握している必要があります。
面談の時にも
「最低限受け入れられる年収はいくらですか」
という質問は必ずといっていいほど聞かれます。
そもそも、年収が下がる転職なんて考えていないよ、という方もいらっしゃると思うのですが、選択肢にいれておかないといけない場合がいくつかあります
1,自分が今の会社で貰っている年収が市場価値と比較すると貰いすぎな場合
2,次の職場で今の職場よりも働く条件を絞って働きたい場合
3,とにかく今すぐ転職したい場合
1,自分が今の会社で貰っている年収が転職市場と比較すると貰いすぎな場合
今働いている企業が大企業で、規模の小さい会社に移るときによくおこることです。大企業と中小企業ではそもそもの給与基準が違います。
また、大企業の中で年功序列的に給料を上げてきた方で、企業の中では発揮できる力を養ってきたかもしれませんが、それが他の企業で必要とされるかどうかは別問題です。
自分の経験やスキルが転職市場のなかでどういう価値付けをされるのか、によって年収が決まります。
たとえ経験を積み、スキルを磨いてきていても、それが転職するときの市場ニーズにあってないと残酷ですが、今のお給料が維持できるとは難しいのです。
次の職場で今の職場よりも働く条件を絞って働く場合
激務の職場から、勤務時間の短い職場にうつる、またそれを前提条件として働く場合などがあげられます。
転職の背景に、自分の仕事以外の時間をどうしても確保しないといけない理由があり、またそのために残業や深夜労働ができなくなる場合は、前職で出していたバリューが次の仕事でだせるかどうか疑問視される場合があります。採用する側はそのへんもシビアに見ていくので、そこで給与の値付けに加味される場合があります。
また、マネジメントの職からスタッフに戻るときもその分責任の範疇に絞られることになるので、こちらに該当するでしょう。
本人がマネジメント職を希望する場合でも、その時入る会社にそのポストにあきがないと本人の実力にかかわらず、スタッフでの採用となることになります。
そもそものところで、マネジメント職での採用を絶対条件にしているのであれば、そういうことはおこらないでしょうが、会社の事業内容や福利厚生、そのポジションの職種内容を優先させての場合は起こりえることです。
3,とにかく今すぐ転職したい場合
入った会社がブラック企業で、長時間労働で心身ともに限界が来ている場合、心と体を崩していると、そこから避難することが最重要になります。この場合はできるだけ早く決まることが最重要になるので、年収条件を譲る場合もありえるでしょう。
最低必要な年収を把握しよう
3の場合は当てはまる人は少ないかもしれませんが、1や2に該当することはかなりの確率であり得るのではないでしょうか。
特に子育て中の転職、年齢を経てからの転職については該当する場合がよくあります。
また、最初は年収条件ダウンはありえないと思っていても、面接を受けるうちにその会社や仕事内容に魅力を感じてより入社したい気持ちが高まり、しかし最後の条件提示で条件ダウンの提示だった、ということもよくあります。
その時に、やはり自分が必要な生活費と未来必要な資金を把握しておくのが重要になります。そこが把握できていると、最低必要な年収がわかり、許容範囲がわかれば、年収以外の他の条件も考慮してどうするか、ということが判断できるようになります。
今日から家計簿をつけよう
生活費と未来必要な資金を把握するためには、まずは家計簿をつけることがマストになります。
日々の収支と未来必要な資金のための貯金を家計簿に記録していくと、それが1年貯まったら、それが最低必要な金額となります。
もし家計簿を今つけておらず、転職を考えている方は是非今日から家計簿をつけてください。
過去分が遡れない場合は、銀行口座の収支をまとめてみるのもよいでしょう。
また未来までの必要資金を把握して家計簿をつけてみると、この年収ではやっていけない、ということがわかって転職が必要になることがみつかる場合もあります。そういうときの転職活動への意気込みは変わってきますよね。
転職準備というと、職務履歴書や履歴書の用意をするためキャリアの棚卸しや、やりたい仕事を明確にすることが必要になってくると思いますが、意外と見落としがちな、最低限必要な年収を把握することも必要なことを覚えておいていただければと思います。
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それではごきげんよう♪