キャリア

自分のキャリア、自分軸で決めてますか?

こんにちは。マーケティングとキャリアのコーチ淡島愛子です。

今日は自分のキャリアを自分の軸でちゃんと決めれているか、という話です。

自分のキャリアなんだから、自分で決めるのは当たり前の話でしょ、と思われるかもしれませんが、実際そうではないことが多々あります。

今、もしくは近い未来で転職などのキャリアの大きな決断を控えている人は特に読んでいただきたいと思います。

二つのキャリアのうち、今はひとつに専念したいけれど

今日のコーチングのクライアントは、自分でフラワーアレンジメントの教室をしながら、NPOの副代表をされている出野さんです。

10年ほど前に仕事のかたわら趣味で始めたフラワーアレンジメントを本格的に習い、一念発起して仕事をやめてカルチャーセンターの教室を初めて、今では生徒さんから次期の教室の予約が入るほどになりました。

また、もともと会計の仕事をやっていたことから、縁があって慈善事業を行っているあるNPOから依頼されて仕事を手伝うようになり、そこで副代表をされています。

2つのキャリアを上手く両立されている出野さんですが、今回はキャリアの岐路にあってその選択に迷っているということでコーチングを受けることになりました。

しばらくNPOの仕事に専念するために、フラワーアレンジメントの教室を休止しようと思うけれども、その気持ちが整理できず、前にすすめないということでした。

生徒さんに申し訳ない

NPOでの仕事をやっていくうちに、最初は会計の部分だけ見ていましたが、NPOの慈善事業の内容にも興味をもち、自分でも企画を出すようになりました。

そこがさらに認められて近い将来、NPOの代表に後を継いでほしいといわれるようになりました。今のNPOの代表がさらにもう一つのNPOも立ち上げようと考えていて、会計の見知もあり、事業の内容にも深い理解を示していた出野さんに後任のオファーを送ったのです。

出野さん自身も今はNPOの仕事のほうに心が傾きはじめていました。今後より仕事が増えていくので、フラワーアレンジメントの教室に時間が十分割けるのか不安になりました。

「今お休みしても、フラワーアレンジメントは年をとってから先生として活動できるんだけれど、生徒さんの中に高齢の方がいらっしゃって、その人たちの期待を裏切ることにならないか・・・」

「はじめた頃からついてもらっている生徒さんたちに申し訳ない」

出野さんの発言から、生徒さんの気持ちに軸が傾いていることを感じました。

「自活をしたい」という心の声

あらためて、出野さんに

自分はどうありたいのか

を問いかけました。

その中で一番この時強くでたのが「自活したい」という気持ちでした

2つの仕事をもたれていて、それを旦那様にも支えてもらっていた出野さんですが、家計のことを考えると、旦那様の負担する部分が大きく、そこで家事分担や育児などでなかなか強く自分の意見をことが多かったようです。

夫婦仲はよいものの、対等であることを認めてほしいというその気持ちが数年間ずっとたまっていて、「自活がしたい」という言葉となったのでした。NPOの仕事に軸足をうつすと、それぐらいの経済力を得ることができる、という見通しがあり、そこにも強く惹かれている自分自身にも気づいたのです。

自分の気持ちが固まると、すべてが動き出す

「自活がしたい」さらには「一人暮らしがしてみたい」と心の底にあった気持ち、実際にそうしたいとは別に、それぐらいの経済力を身につけたいという素直な気持ちを自分自身の口からだして、それを自分の声をきくことで、出野さんはその自身の気持ちを確信しました。

生徒さんへの思いも、自分自身の気持ちの前には、これからのキャリアを決める軸はそこではなく、それは対応しないといけない課題であることに気づかれたようです。

そこから、出野さんは自分自身でどう決めていくかのタスクと、スケジュールをどんどん決めていきました。

自分で決めるということは、自分軸で決めるということと少し違う

キャリアの選択は大抵の方が自分で決めていると思いますが、自分軸で決めれているか、というと、そうではない状態になって思い悩んでいる人がたくさんいらっしゃいます。

自分がどうなりたいのか、どういうことをしたいのか、さらにそう思う気持ちがどこから生まれているのかを考えないままに、自分以外の他人の気持ちや目線に気がとられてしまって、そこが自分の本来の願望と相反するものだからこそ、悩みにはまってしまうのです。

たとえ自分の選択として決めても、他人の気持ちがベースになっていると、成功したときも、自分の本来の気持ちに添ったものではないので違和感は残り、失敗した時には自分よりも他人に要因があるように感じてしまうことになりかねないでしょう。

自分のキャリアの決断の材料を考えた時に

「親が残念に思うだろうから」

「夫の希望がそうだから」

「子供のためを思って」

などの他人軸が前提になっていないか、少し考えてみてみることをおすすめいたします。

 

なかなか自分では気づけないこともあると思います。もし行き詰まったらプロにお任せください。

→最初の0歩からサポートするマーケティング&キャリアコーチ淡島愛子について詳しくははこちら

→コーチングのプランのコースの説明はこちら

→コーチングのお申し込みはこちら

→質問もお気軽にこちらから

それではごきげんよう♪