キャリア

「見える化」された不安は力を失う

こんにちは。マーケティングとキャリアのコーチ淡島愛子です。

今日は、漠然とした不安から抜け出すためのお話です。

将来になんとなくの不安を抱えている人は是非読んでいただきたいと思います。

何が不安なのかわからないから不安

コーチングでは、クライアントから目標や解決したい課題を最初に聞き出しますが、それにとらわれることなく、より深いところにある本当の願望を会話によって引き出します。

「この職場でこのまま働いていいのか不安だから転職したい」

「役職退職があと数年で不安だからサイドビジネスを始めたい」

「このままのキャリアだと不安だからキャリアアップのために英語をはじめたい」

こういった訴えをするクライアントの話をきいていると、転職やサイドビジネスや英会話が不安を解決するための行動であるのにも関わらず、そのための行動をしていても不安だったり、またやらなくなってしまいます。

自分の心から湧き出る不安の正体をつきとめないままでいるので、得体のしれない敵ととりあえず手元にあった武器で戦って苦戦しているように見えます。

不安の正体は、自分が自身にかけた呪いのような思い込み

不安について会話をつづけていくうちに、

「1千万ぐらい稼がないと成功したといえないと思う」

「役職がなくなると自分の存在する意義が会社ではなくなってしまうと思う」

「英語ができないから、今の給料が低いんだと思う」

と、今の自分やその延長にある未来に対して限定した価値観を押しつけているような発言がでてきます。

その限定した価値観がどこから生まれてきたのか話をつづけるなかで、その価値観にある違和感にクライアント自身が気づいたときに、自分が自分でそう強く思っていただけだと気づき、その時点で呪いは解け、不安はふっと軽くなるのです。

不安の正体に向き合うことで、不安を感じにくくする

自身の思い込みに気づくプロセスの中で、不安の正体はその姿を現します。それが課題に落とせて、かつ解決のプロセスを考えたら、あとはそれを実行するだけです。

見える化された目標に向かって、確かに実行していく実感を積み重ねることで、不安は消えていきます。

一方で何かをクリアすると、新しい課題が見えてくるので、その解決が見つからない場合はまた不安が湧き出てきます。そこでまた同じプロセスを繰り返すことで、湧き出てきた不安に対処していけば、常に不安を感じにくい状態がつくれます

こういってしまうと簡単に聞こえますが、なかなかできないから人は不安を感じてしまい、見えない敵と一生懸命シャドウボクシングをして疲れはててしまうのでしょう。

なかなか自分だけで解決できない場合は、プロの力をかりることをおすすめいたします。

それではごきげんよう♪