こんにちは。
マーケティング&キャリアコーチの淡島愛子です。
コーチングやマネジメントの現場から、明日から使える人間関係のちょっとしたコツをお話させていただきます。
今日は、一言で人から信頼してもらえる人になれる習慣についてです。
それは、相手の変化に気づいて、それを言葉にして相手に声がけをする
ということです。
例えば
「あれ、髪をきったの?」
「今日は顔色がよくないように見えるね」
「数字のまとめるのが以前よりも早くなってきたね」
みたいなことです。
自分から声をかけるだけでも相手との信頼関係が育める
朝、近所の人から道すがら挨拶されると、ちょっとうれしいもんですよね。そして何か言葉を返したくなります。挨拶の場合は簡単に「おはようございます」を返せばよいだけですが、毎日それが繰り返されると
自分のなかで「毎日挨拶をしてくれる人」という、その人とも信頼関係が生まれます。
ちゃんと相手に興味を持っていることは相手の存在感を承認してること
変化に気づく、というのはさらに相手に意識を向けているということです。
それによって、相手は自分の存在を認められている、より興味を持たれていると感じて、より承認欲求を満たされます。
さらに成長を認めることが「アクノレッジメント」
マネジメントのスキルとして「アクノレッジメント」というものがあり、それは変化のなかでも、特に相手の成長を認めて伝えることです。また、それが「客観的事実として言う」ことが大切。ただ褒めるだけでは、相手からは「それは○○さんの解釈なのでは、自分を喜ばせたいだけで言っているのでは」と素直に受け取られにくくなることがあるからです。
これは実際やってみると、難易度がかなり高いと感じると思います。(実際わたしもなかなか使い時に使えない)
とはいえ部下との1on1の時には言いたいときもあるので、ちょっとレベルを落として、自己解釈的に褒めたあとに、その理由として事実を伝える、ということをしたりします。
相手の信頼を得られるだけではない、メリットも
相手の変化に気づくということは、自分自信が相手の変化に対して興味を向けることがポイントとなります。
つまり、それなりに相手を気にしている労力と時間をかけるということです。人間とは自分がコスト(時間なり労力なりお金なり)を払ったものに対して、価値をより感じやすいと思うものなので(手のかかる子ほどかわいい、という感覚がそうですね)自分から相手への信頼や愛着などの形成にもつながり、結果としてお互いによい関係性を気づくことになります。
職場では関係する人が多いので、その関係性ごとに、かける言葉の内容(相手への注視の度合い)に濃淡をつけてもいいのかもしれません。
直属の上司、直属の部下、同じプロジェクトの同僚などにはしっかり注視を向けてそれなりの言葉を選び、他部門のちょっと関わる人には軽い声がけ、挨拶だけでも、より関係性がよくなり、結果としてあなた自身の職場での居心地の良さにつながります。
だからといって「ちょっと太ったんじゃないですか?」とかはNG
みなさんは大人なのでちゃんとわかっていると思いますが、明らかに、もしくは人によってはネガティブに感じられるような声がけはいけません。
「シャツのおなかのボタンがはち切れてとれそうですよ」
わたしは上司につい言ってしまって、それから1週間以上何かにつけては、ねちねち意趣返しをされた苦い経験があります。。
特に、家族や関係姓の深い人にはつい「いらんこと」を言ってしまう傾向がありますね・・・
夫から言われる「白髪増えたんじゃない・・・?」など、よく見てくれていてうれしいという気持ちに思い至るよりも早く、ただただむかつく気持ちが発火して燃えあがります。
また、声をかけたときに相手の反応を見て、ちゃんとフォローも入れましょう。言われたことが同じでも人の感じ方はそれぞれです。
それではみなさまの人間関係がよりスムーズに流れることをお祈りして。
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それではごきげんよう♪